日本航空は18日、八つある労働組合のうち日本航空乗員組合など4労組が20日にスト決行を予定しており、国内線で多数の便に運休の恐れがあると発表し た。運休は最大で国内線の4分の1の170便に及び、1万7000人に影響が出る可能性があるという。国際線への影響はない。
各労組は07年春闘で1万5000円の賃上げ(ベア)を要求しているが、会社側は500億円の人件費削減策を打ち出し、ベアゼロを通告してい る。19日も最終交渉を続ける。経営側が譲歩すれば再建計画に影響し、スト決行なら利用者離れにつながりかねず、会社側は苦しい交渉を迫られている。