中国の求職者は07年、都市部で2400万人に上るが、このうち半数は就職できない見通しだ。田成平・労働社会保障相がこのほど、明らかにした。同相に よると、経済成長によって生まれる900万人分の新しい仕事に、退職者の補充分を加えても1200万人分しか仕事を用意できない、という。
中国では06年、過去最高の1184万人が新たに就職したが、大学新卒者の3割は就職できなかった。07年は、新卒者495万人に昨年までの既 卒者を合わせ、約600万人の大卒者が職探しをする。同相は「中国は今後数年にわたって就業圧力が強く、(職探しは)厳しい情勢が続く」との見通しを示し た。