個人的な考えですが、私はやりたいことがある人は、1度はチャレンジしてみたらよいと思います。自分のやりたいことが分からないという人も多いのに、やりたいことがあるということは、それだけで幸せなことだと思うからです。
とはいえ、そんなに簡単にいわれてもやりたいことを実現させるためにはさまざまな障害があって難しいのだ、とおっしゃる方もいるでしょう。でも、例えばそ の1つ、もしあなたがやりたいことを「できないから」という理由で躊躇(ちゅうちょ)しているのだとしたら、恐れることはないのではないでしょうか。最初 から何でもできる人はいません。やりたいことなんですから、やってからできるようになればいいのです。
ただし、 ただ「やりたいな」と思っているだけでは、やりたいことはいつまでたってもできません。では、どうやったらやりたいことを実現できるのでしょうか。まず、 自分の心の中を整理して、「それは、思いつきやあこがれ程度のものではないか」「どうしても、それをやりたいのか」「どうやったら、それをやれるのだろう か」をじっくり考えてみましょう。そうして、“やりたいこと”とその実現のためにやるべきことが明確になったら、次はやるべきことの着手=準備期間です。 勉強する、資格を取るなどの知識の蓄積や、業務外やプライベートでやるべきことに近い要素を持つものごとに携わるなど、いろいろな方法が考えられます。
この準備期間は、とても重要です。準備期間を作ることで、現時点での適応度の目星がつきますし、もしかしたら準備していく中で、自分がやりたいことだと 思っていたことが実はそれほどのものではないことに気が付いたり、ほかのもっとやりたいことが見つかるかもしれません。たとえ不幸な気付きでも、本実行の 前に気が付いたのならそれはそれで大切な発見です。そのためにも、この準備期間が必要なのです。