2007年5月17日木曜日

日本企業には経営コースは存在しない

 90年代までは、面接官に「頑張ります!」「何でもやります!」と言っていれば、大概は内定が取れたんですね。いい時代と言えばいい時代でした。本人はもちろん、採る側も小難しいことなんて考えなくて良かったんですから。

  ただ、現在は状況が大きく変わっています。「○○を希望します、そして将来は~になりたいです。理由は~」なんて明確に将来のキャリアプランまで述べない と、なかなか内定はもらえません。そういう意味で言えば、きちんと目標を持ち、それを伝えていくことは、とても良いことだと言えるでしょう。あとはその動 機が空しく聞こえないように、勉学やインターンを通じてしっかりと肉付けしていけば問題ないはずです。

 さて、ここまで書くと、今の若者はむしろ恵まれているようにも見えますが、問題は入った後です。実際のところ、企業現場はいまだ年功序列のままなんですね。つまり、経営なんて上流の仕事は、組織内で20年以上実績を積まないとまず任せてもらえません。

 さらに、年功序列型の組織では、マネージャーとプレイヤーのキャリアパスが分かれていないため、経営に携わるには、まずプレイヤーとして高い実績を積まなければいけないのです。

 よく「優秀な人材ほど先に辞める」と嘆く人がいますが、そういうケースはたいていこのパターンですね。能力を発揮できる上流の仕事を求めて、外資やベンチャーに流れるわけです。

 そうはいっても、日本企業が緩やかに変わり始めているのも事実です。数十年かけて経営者を育成していては、時代についていけなくなっているわけです。

 おそらく、あと20年も経てば職務給が普及し、20代のうちから経営コースに進んで30代で経営陣入りする人間も出てくるはずです。学生に「具体的なキャリアプランや一定の専門性」を要求し始めたのは、その第一歩と言えるでしょう。

SEOってなあに?

google、yahoo等の検索エンジンの順位を上位にするための技術なんですって。 なんだか難しそうですね(・ω・;)

瀬尾さんのブログ

文房具でビックリ!

カワイイ文房具って見ていてワクワクしますよね。 カワイイものに囲まれてお仕事がしたいです。

今週のビックリ★ドッキリ★文房具