「今までは好きな技術を吸収できてメシが食えればいいと 思っていましたが、そろそろ腰を落ち着けようかと(笑)。ただ、35歳では感じませんでしたが、40歳を超えての転職は厳しかったですね。そんな私が貢献 できるのは『総合力』だと思っています。今は日本語の解析だけですが、日本語は世界でもトップクラスの難しい言語なので、英語版での世界展開も夢ではない と思います。それに上場もしたいし、自社ビルの中にデータセンターも作りたい」
於保さんは同社の主力サービスであるBuzzTunesなどのインフラの構築と運用を担当しており、今後は人工チャットエンジンなどの開発にも参加する予定だ。
「インターネットもTelnetの時代から知っていますから、FTPの延長にしか感じませんし、数年後にはWebに替わる技術が出てくるんじゃないですか」
技術に長いこと真剣に向き合ってきたからこそ、こんなセリフがさらっと言える。