「女性は『信頼できる男性だからこそ仕事の話をしたい』と思うけれど、男性は『恋愛としては対象外』と宣告されたように感じてしまう。女性はむしろ『対象内』だからこそ仕事話をするんですけどね」
石田さんが数々の相談を受けて感じるのは、悲しいかなの現実。仕事話とはいえ一律NGではなく、看護師や保育士など「癒やし系」と、キャビンアテンダントやモデルなど「華やか系」の二大職業話は男性陣から歓迎されるらしい。
癒やし系でも華やか系でもない人たち向けのコツを教えてくれた。会社関連の話なら、仕事話ではなく、会社の保養所を使ってテニスをしたなどの話はどう か。休日を楽しんでいる感じに加え、堅実さがアピールできる。それでもどうしても仕事話をしたいなら、抽象的に「忙しい」と言うよりも「この期間この案件 で忙しい」などと具体的に語った方がいいという。恒常的に仕事過多でないことが伝わると男性も安心するらしい。
「男性にとって仕事は『当然の道』でも、女性がキャリアを積むことは、いまだに『あえて選んだ道』。自分の選択が間違っていなかったと 確認する意味でも、女性は仕事話をして認めてほしいと思ってしまう。でも、キャリア女性がわざわざしゃべらなくても、思っている以上に『頑張って仕事して いる姿』は伝わっている。もっとユルい部分をアピールした方がいいんです」