1点リードで迎えた9回表。今季、地元での初登場となったドジャースの斎藤を、球場に詰め掛けた4万人のファンが拍手と喝采(かっさい)で迎える。「歓 声が大きかったのでうれしかった。でも力んでしまうと多少ぶれるので、(球の)高さだけ間違わないように」と、努めて冷静にマウンドに立った。
先頭打者は決め球のスライダーで三振。「途中でバッターが見えていたので、きょうは調子がいいなと思った」と斎藤。続く2人も二ゴロと三振に。地元の初仕事を危なげなく終えた。
試合後、「シーズンを通してあんなピッチングをしてほしい」というリトル監督の話を聞かされると、「うれしいです。(これからも)守らずに攻めていきます」と今季への意気込みを新たにした。