2007年5月23日水曜日

ダメな面接――しゃべりすぎは話さないのと同じ

 企業の採用活動も面接→内定だしという段階にきている。すでに数社に合格している人もいれば、まったく決まっていない学生もいる。「売り手市場という感 覚は全くない」という声も聞こえてくる。たしかに、金融機関を始めとして大量採用を実施しているが、自分が行きたい業界・企業の求人が増えているわけでは ない。また、各社が求める人物像は言い回しが違っているだけで、ほぼ似通っている。結局、内定が多数出る学生と、まったく出ない学生に二極化するのは売り 手市場になっても変わらない傾向である。

 選考プロセスで最も重視されるのは面接である。「ダメな面接」にスポットを当て、落ちる学生の傾向をお伝えする。

 面接で玉砕する学生はパターンが似通っている。その中でも、実は多いパターンが「しゃべりすぎ」である。学生は面接の練習を繰り返し、本番に臨んでいる。特に、自己PRなどには非常に力を入れている。

 一方、「あれもこれも」と詰め込みすぎて長くなってしまうことはよくあることだ。たまに自己PRに5分以上かける学生と遭遇する。志望理由から、勉強か らサークルからアルバイトから趣味まで網羅的に長々と話をする。会社の雰囲気にかかわらず、一芸披露をする学生もたまにいるようだ。就職ジャーナルの面接 特集では、「学生が手品を披露したが、イマイチだった」ということをカタそうな会社の人事が語っていたが、気持ちはよく分かる。しゃべり過ぎの学生に自己 PR内容に関する質問をすると、用意してきた答え以外のことは答えられないこともよくある。

 グループディスカッションも同様だ。話が長い学生はたいてい、ここで落とされてしまいがち。「しっかりと自己PRしたのに、落ちたのは何故だ?」という 学生の声をよく聞くが、言うまでもなく、しっかりした自己PR=長い自己PRではない。要するに相手に伝わるかどうかが大事である。簡潔に、分かりやすく 伝えてもらいたいものだ。

 現場の社員が面接官に動員されていることは前回もお伝えしたが、現役社員は簡潔な話を好むので長い話は逆効果だ。実際に、面接を通過する学生は、別に長 い話をしなくても醸し出す雰囲気で人となりが伝わる学生が多い。また、別に面接では「上手に話せるかどうか」をみているわけではない。話すだけでなく、人 の話を聞けること、場の空気を読めることも大切である。

 しゃべりすぎは話さないのと一緒である。この部分はぜひ、見直してもらいたいところだ。

SEOってなあに?

google、yahoo等の検索エンジンの順位を上位にするための技術なんですって。 なんだか難しそうですね(・ω・;)

瀬尾さんのブログ

文房具でビックリ!

カワイイ文房具って見ていてワクワクしますよね。 カワイイものに囲まれてお仕事がしたいです。

今週のビックリ★ドッキリ★文房具