そして次のプロジェクトに移ることになったとき、新たな目標として次のことを心に決め、意気揚々と乗り込んでいきました。
- チームリーダーとして責任のある立場で役割を果たすこと
- アプリケーションチームの一員として、要件定義~設計に主体的に参画すること
ところがいざ新しいプロジェクトに着任してみると、上司から与えられた仕事は「(クライアントとの打ち合わせで作成された)手書きのメモをWordで清書 して、議事録を作ってください。あと、書類のファイリングと整理もお願いします」というものでした。その後も簡単な仕事しか任せてもらえず、自分が思い描 いていた仕事内容とのあまりのギャップに、愕然(がくぜん)としました。
私は自分の仕事内容には自信を持っていましたし、周囲からもそれなりの評価をいただいていました。しかし、新しいプロジェクトの上司には、そのようなことは伝わっていなかったのです。
私が協力会社(つまり社外の人間)という立場だったこともあり、上司にしてみれば責任ある仕事は任せにくいし、能力も分からないので当たり障りのない仕事 を与えておこうということだったのでしょう。その考えも分からなくはありませんが、着実にキャリアを築いていきたいと思っている自分にとっては切実な問題 です。こんな環境ではやっていられないと思い、またも転職を決意しました。