2007年5月23日水曜日

看護師離島実習 地元就職へ力/県内勤務が初の50%

 今春、県立看護大学を卒業し就職した学生の50%に当たる三十七人が県内で看護師として就職し、昨年に比べて11・6%(九人)増えたことが分かった。 同大学の県内での看護師就職率は例年三―四割台で推移しており、過半数を超えたのは初めて。増加要因として大学は、四年前に始まった離島病院実習で「離島 勤務希望者が増えた」と指摘。慢性的な看護師不足がいわれる中、今後は在学中に全学生が本格的な離島実習を経験するカリキュラムの導入を検討したい―と意 欲を見せている。(黒島美奈子)

県外出身も

 今春の卒業生で、離島実習一期生の柴立綾子さん(23)=鹿児島県出身=は、県立宮古病院に就職した。離島勤務を選んだ理由について「実習で住民や病院スタッフから離島医療の課題を聞き、強く印象に残った。自分の資格が離島で生かせたらと思った」と語る。

 同大学は二〇〇二年度から卒業生を輩出。うち県内で看護師として就職した学生は同年度36・9%に当たる二十四人だった。その後〇三年度三十六人(同48%)、〇四年度三十二人(同41・6%)、〇五年度二十八人(同38・4%)で推移した。

 同大学の前進路対策委員長、大湾明美准教授は「かつて入学者の約二―三割を占める県外出身は、ほとんど県外就職を選んだ」と振り返る。

 しかし離島実習の開始後から学生の意識が変化。結果、今春は卒論を担当した学生三人全員が離島で就職するなど、県内就職者が大幅に増えた。大湾准教授は「前向きな就職は、看護職の定着にもつながるのではないか」と喜ぶ。

全員対象に

 同大学は、看護師不足など県が抱える課題について学外との共同研究などを進めようと今年四月から新たに地域交流室を設置。県内で就職した卒業生をはじめとする保健・看護実践現場の支援に本格的に乗り出す。

 野口美和子学長は「現在、全学生が本格的な離島実習を経験できるようなカリキュラムを検討している。そのために宿泊費用など学生の実習活動を支援する予算的な裏づけが必要」と理解を求めた。

 全国で県立沖縄看護大学と同規模の大学は八校。今春、地元で看護師として就職した学生は多い順に愛知五十九人(72・8%)、石川四十八人(66・ 7%)、長野四十四人(51・2%)、新潟三十五人(42・1%)、三重三十五人(37・6%)、岐阜二十九人(36・7%)、宮崎二十八人(31・ 1%)、大分二十四人(33・8%)だった。

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