2007年4月9日月曜日

現在は1人で働いていても、大企業で経験したことが自分の原点

和菓子店「銀座あけぼの」を運営する曙は、戦後の混乱期に創業した。「日本に夜明けをもたらしたい」という気持ちが名前に込められているという。曙社長の細野さんは「大学卒業後、花嫁修業のつもりで、父の経営する曙にコネで就職しました」と話す。

 しかし、入社初日に仕事観が一変する出来事があった。まずは同社の小さな工場で和菓子を作ることになったのだが、そこでの先輩の働きぶりに驚いた という。「その工場のスタッフの3分の2は障害のある人だった。中卒や高卒のため自分より年下の先輩もいたが、仕事ぶりは実にきびきびして素早く、とても 真似のできないものだった」と振り返る。そこで仕事の面白さに目覚めたという。

岡島悦子さん

 グロービス・マネジメント・バンクの岡島さんは、大学を卒業後、三菱商事に女性総合職の3期生として入社した。同期の総合職女性は岡島さんを含めて2人しかおらず「珍獣であり、天然記念物でした」と笑う。

 最初に配属された部署には、米国でMBAを取得して帰国した人が多かった。その後、ロンドンやニューヨークに駐在したり、三菱商事のグループ企業 の経理を担当する部署などで働いた。「会社は、私がコミュニケーション能力は高いが、数字に弱いことを見抜いて、弱いところを鍛えてくれた」と振り返る。 そして「最初の就職はとても重要。若い時しか吸収できないことがある。プロとは何かを教えてくれて、『転んでもいいから思い切り走れ』とアドバイスしてく れる大事な先輩が数多くできた」と話す。

 岡島さんは自分の就職活動期を「こんなにたくさんの会社を見られるチャンスは一生に一度しかないと考え、40社で合計100人くらいの人に会った。一流と言われる会社にはその理由があるのではないかと思い、いろいろなところを見た」と振り返る。

 その中で総合商社を選んだ理由は何だったのだろうか。「就職活動期にはまだ、自分が何をやれるか分からなかった。“総合”という名前がつきグロー バルな仕事をしていて、いろいろな可能性があると思い、総合商社を選んだ」という。入社できた理由として、岡島さんは「帰国子女なので英語が流暢だったこ とと、こういうキャラなので男には負けないのではないか、と思われたのでしょう(笑)」と分析する。

 さらに、女性なので「総合職か一般職か」という選択もあった。当時は一般職に進む女性がほとんどだったが、岡島さんは「私は変わり者なので(笑)、人数が少ないことにわくわくした。周りには大変だよと言われながらも総合職を選びました」と話す。


 村山さんは、就職活動期に「モノづくりがしたい」と考えたことと、面接をしたOBに惹かれるものを感じたことで、東芝に入社した。しかし、最初に 配属されたのは予想もしなかった原子力関連の部署。それでも仕事は徐々に面白くなってきたのに、3年後、全く別の部署に異動になった。いくらやりたい仕事 をやっていても、本人の意思と全く関係なく異動させられてしまうことに“大企業の限界”を感じたという。

 その頃は仕事で忙しかったため、通販で買い物をすることが多かった。そこで1995年に通信販売のレビューをする個人サイト「らむね的通販生活」 を立ち上げた。個人サイト草創期の当時、女性が運営するWebサイト自体が珍しかったこともあり、これがきっかけで出版や講演、テレビ出演などの声がかか るようになった。

 現在は独立し、自らが立ち上げた企業、スタイルビズでECサイトのコンサルティングなどを行う。社員は自分1人で、今後も増やす予定はない。それ でも「東芝でなにも分からずに原子力の部署に入ったのが私の原点で、現在の自分を作ってくれた。大きな企業にはいろいろな人がいて、様々なことをしている ことを学んだことは、すばらしい財産になっている。それから、私に合った夫が見つかったというのも大きいですね(笑)。就職活動中にOBに会って、東芝な ら自分に合った人の中で働けそうだと感じた。夫が見つかったのもその延長線上にあったと思う」と話す。




SEOってなあに?

google、yahoo等の検索エンジンの順位を上位にするための技術なんですって。 なんだか難しそうですね(・ω・;)

瀬尾さんのブログ

文房具でビックリ!

カワイイ文房具って見ていてワクワクしますよね。 カワイイものに囲まれてお仕事がしたいです。

今週のビックリ★ドッキリ★文房具