■どちらかを選ばないと不安・でも大切なのは、バランス
どちらかを選ばないと、不安になる。だが同時に、自分で選んだ道に自信が持てなくなる人もいる。
「迷いが生じるのは、格差社会の進展の中で、女性の生き方や働き方の選択肢が増えているから」と分析するのは、東京学芸大学教授の山田昌弘さん。「最終的に『これでいい』という決断をするには勇気がいるのです」。
、二分化の根底にあるのは、仕事とプライベートに対する“意識”。「ハードに仕事をし、ハードに遊ぶ」両立に対する憧れはバリバリ派こそ顕著だが、そこそこ派も3割の人が望んでいた。
また、そこそこ派もバリバリ派も「一生働き続けたい」という人が7~8割近くも。「仕事もプライベートも100%というのは難しい。だからどちらかを選ん でしまう。でも本当は、細く長く働いてプライベートも楽しむ、北欧型のワークライフバランスを求めている人が多いのでは?」