2007年4月18日水曜日

三井物産などをはじめ、就職活動で面接官の数増加中

 新卒採用の場面で登場する面接官。彼らはいったい誰なのか? 実は、多くが人事部以外の人間である。例えば、面接に2人社員が出てきたとしたならば、そ のうちの1人は各部署で実際に働いている社員だと思っていい。一般的に、1次面接は係長~課長クラス、2次面接は課長~部長クラスが担当している。1次面 接の前にグループディスカッションがある場合は、若手社員~主任クラスに担当させていることが多い。

 人事以外の社員が面接を担当する理由は、「ちゃんと会社に入って活躍できるイメージがあるか?」、「自分の部下、後輩にいてもいいか?」を判断するため である。人事の視点だけで採用していては、現場で使えない人材だらけになってしまうというわけだ。また、働く社員との接点を通じて会社の社風や魅力を伝え るという意味もある。

 もちろん、人事も同席する。現場の社員の判断だけでは、「(現在のところ)使いやすく、言うことを聞く人材」ばかりが増えてしまい、組織の活性化につながらないからだ。「これから成長しそうな人材」を見落としてしまうリスクもある。

 面接官に選ばれた社員には、説明会が開かれ、採用活動の状況や今年度の採用ターゲット像、面接の進め方などが伝えられる。ここで人材サービス系企業の研 修を導入し、面接官育成研修を行うこともある。例えば、リンクアンドモチベーション社は面接官を育成するサービスを提供している。また、面接官を教育する ためのビデオ教材を提供している企業もある。各社とも、売り手市場下のもと、大量採用を実施するために面接官を増員、強化する必要があり、このような商 品・サービスに対する注目が集まっている。

 面接官の増員といえば、三井物産の取り組みが注目を集めている。2008年新卒採用では、前年度ののべ750人から2割増となる、のべ900人を面接官 に投入する。面接官を大幅に増やすことにより、対応できる学生数を増やし、直接見極める機会をより多く設けるわけである。昨年は約9000人が筆記試験を 受けたそうだが、その後、面接官の数が少なかったために、接触できる学生数が減っていた。接点を増やすことにより、優秀な人材確保をはかるわけである。

 この会社は「マイクを使わない会社説明会」というイベントでも注目を集めている。多くの社員を投入し、マイクを使わず、近い距離で仕事の説明をする企業 紹介セミナーである。企業説明も、選考も、社員を大量投入し、「接近戦」で行うというわけか。おそらく、人事部は各部署の部長クラスに頭を下げまくったこ とだろう。業務の忙しい中、採用活動のための人員を確保することは採用担当の地味な仕事の一つである。

SEOってなあに?

google、yahoo等の検索エンジンの順位を上位にするための技術なんですって。 なんだか難しそうですね(・ω・;)

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