求職中の青年やフリーターを対象に、京都府はビジネスマナーやパソコン技術を動画で配信するホームページ(HP)「若者向け就職支援eラーニング プログラム」を開設した。テキストをダウンロードすることもでき、時間や場所にとらわれず、自宅や出先で就職活動のノウハウを習得することができる。
京都テルサ(京都市南区)内にある府若年者就業支援センター(ジョブカフェ京都)が業者に委託し、2004年度から年間約1000人の若者を対象に行ってきた講座と同じ内容を動画で収録した。講義内容を基に、新たに編集したテキストも掲載した。
内容は▽働くための考え方を学ぶ▽就職活動のための対策▽社会人基礎力とパソコンスキルの習得▽専門職種に就くために必要な基本スキルの習得-の4分野で、ビジネスマナー編、パソコン編、面接の受け方編などの9項目がある。
府は新年度から、同プログラムによる学習を済ませた人を対象に、短期間のスクーリング研修も開講する。
府雇用対策担当は「就職に向けた能力開発に意欲のある若者が、自宅などで学習できる仕組みを工夫した」と話す。同HPは、ジョブカフェ京都のHPから接続できる。