2007年5月7日月曜日

今時の新入社員、二極化か

 新入社員が入って一ヶ月が経った。研修を終え、各職場に配属された新人君たちはどんな社会人になるのだろうか。社会経済生産性本部は、今年の新入社員を 「デイトレーダー型」と名づけ、細かい損得勘定で銘柄(会社)の物色を継続し、早期転職が予想されると分析した。一方で、同本部が4月25日に発表した意 識調査によれば、「転職してもよい」と考える新入社員より「今の会社に一生勤めたい」とする新入社員が逆転して上回り、安定志向が一段と強まっている。ど うやら新入社員は、転職派と終身雇用派に二極化しているようだ。

社会経済生産性本部によると、「デイトレーダー型」は、「就職した会社とともに育っていこうとは考えず、常に、よい待遇、よい仕事を求めて『銘柄の乗り換 え』つまり『転職』を目論む傾向がある」として、企業戦士型の人材を育てようとしても「期待は裏切られる」と指摘している。

 一方の意識調査では、「きっかけ、チャンスさえあれば、転職してもよい」と考える新入社員が前年より5.3ポイント減って34.4%であるのに対して、 「今の会社に一生勤めようと思っている」とする回答が前年比6.1ポイント増の45.9%と過去最高となった。さらに別の設問で、「条件の良い会社があれ ば、さっさと移るほうが得だ」とする回答が3年連続で減少し、過去最低の25.7%となった。

 二極化する新入社員、チャレンジ精神旺盛な社員ほど転職していき、安定を望む社員ほど居座る。企業にとっては欲しいタイプの社員ほど残らないという難しい舵取りを迫られることになりそうだ。

 また、新入社員にとどまらず今の若者に共通する特徴として、「出世意欲」の弱さがあげられる。日本青少年研究所が先月発表した「高校生の意欲に関する調 査-日本・アメリカ・中国・韓国の比較-」によると、「偉くなりたいか」という質問に「強くそう思う」と答えた高校生は、日本8.0%、米国22.3%、 中国34.4%、韓国22.9%と、日本が際立って低かった、偉くなることを米国の高校生が「自分の能力をより発揮できる」、「周りに尊敬される」と肯定 的に考えているのに対して、日本の高校生は「責任が重くなる」、「自分の時間がなくなる」と否定的にとらえている。

 意欲がないのは若者だけでない。親が元気に仕事に励む姿を見せなければ、子どもが元気になるはずがない。今時の新入社員も実は、親の世代が鑑となる。まず、親が元気になれる社会を実現したいものだ。

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