そのため、2006年からは1年目と2年目のクラスが1クラスずつ増えて4クラスとなっているが、それでも収容能力はぎりぎりの状態で、このまま需要が増えれば間もなく教員不足に陥ると心配されている。
秋に始まる新学期にもこの人気は続きそうで、申し込みの受付けが始まる前からすでに見習いの修業契約がたくさん結ばれているという。 ベルン近郊の町ツォ リコーフェン ( Zollikofen ) にある農業教育センター「インフォラマ・リューティ ( Inforama Rüti ) 」の状況もほぼ同じだ。教育部長のロベルト・レーマン氏によると、ベルン州の農業者見習い生はこの2年間で約400人に増え、5年前に比べると50人増加 している。
チューリヒ近郊のシュトリックホーフ ( Strickhof ) で農業学校の校長を務めるマーク・クンマー氏も、学生の数はこの5年間で113人から133人に増加したと話す。
転職組が押し寄せている学校では、クラスを新設したり、入学希望者を断ったりしなければならないほどだ。「転職農学生」の数はチューリヒで38人 ( 2002年 ) から104人 ( 2006 ) に急増しているほか、ベルンでも63人から130人に増えている。また、ルツェルンの2クラスは常に満員で、ウエイティングリストも長い。