連合大阪は1日、大阪市の大阪城公園で「第78回メーデー」を開催した。集まった約5万人(主催者発表)の組合員らは、風雨に打たれながら非正社員の雇用改善や最低賃金の引き上げなどを訴えた。
伊東文生会長は「社会的なセーフティーネットがないまま、福祉の負担増給付減が行われている」と批判。「パート、派遣など働く人たちの格差にストップをかけ、安心して暮らせる福祉社会の実現を」と訴えた。
派遣社員の女性(37)は、「残業をしても正社員と待遇が異なる。国際競争力を理由に企業は賃金引き上げを嫌うが、働きに見合った賃金を求めていきたい」と話した。