写真を見てください。私の勤務する庁舎近くの広島県議選三原選挙区の候補者ポスターです。4人中1人も女性はいません。
広島県全体では女性候補者が8人と最多ですが、まだまだ地方の選挙では普通の人が立候補するのは難しい実態が現れています。
私の住む福山市では、なんと13人全員男性。現職か大きな組織をバックにした人ばかりです。
その方々が悪いというのではありません。私も、その中でいつもベターな方を選ぶのですが、選択肢が足りないのです。
「女性と政治キャンペーン」の主催者の一人としては情けない思いを、そして介護を抱える働くものとして不安を感じた一瞬でした。
前の職場でも今の職場でも上司は女性なので、余計、政治の世界の偏りに違和感を覚えます。
介護といった、女性に役割がどうしても現状では偏る、しかし、私自身も今経験しているように、男性も他人事ではいられない課題。
あるいは女性や若者で広がる非正規雇用、ワーキングプアの広がり。こうした課題にもっと多様な視点から県政が取り組むには不安が残ります。男性にとってもよくないことだと心配しています。
女性が直面する課題は、ネオコン政治による日本型社民主義破壊もあり、ワーキングプアにみられるように男性にも広がるのです(保守=業界、革新=組合を 問わず、男性(正社員)の世帯主を通じて家族単位でセーフティネットを張るという「日本型社民主義」健在なりしときもシングルマザーなど「システム」から 外れるとワーキングプアに落ちこんでおり、顕在化していなかっただけ。)。