2007年5月1日火曜日

単純には喜べぬ昭和

 きょうのきょうになっても「天皇誕生日」や「みどりの日」と勘違いしている人はいないだろうか。キツネにつままれたような感じだが2年前の国会で法案は成立している。

 国民の祝日に関する法律はその意義を「国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日」と定めている。今年から始まった「昭和の日」は何を祝い誰に感謝する日なのだろう。まさか中国や朝鮮半島、東南アジアに侵略した20年間を礼賛する日ではないと思うが。

 言論が弾圧され隣保班の名のもとに相互監視し、マルクスなど読んでいたら憲兵に連行されるような悪夢が終戦まで続いた。軍服を着せられ、弾薬や食料もない海外に送られ「人を殺せ」と命じられるのは62年前で終わりとしたい。

 戦後は米国の軍事力に守られながら、軍国主義から経済至上主義へ転換した。朝鮮戦争や東京五輪、大阪万博などを追い風に、世界第二位の経済大国へ駆け上がった。モノにあふれた豊かさは誰しもが享受しているものの、心の豊かさを実感している人は少ない。

 フリーター、ニート、引きこもり、ワーキングプア。いろんな名称で呼ばれる階層が生まれ続けているが、餓死しない時代に生きている。とりあえず。だが耳をそばだてていると、戦前を容認する発言が知識人や政治家に相次いでいる。

 戦前の影と戦後の光ばかりが強調されがちだが、昭和はそう単純に解明できる時代ではない。万歳万歳と喜んでばかりいると潮目を見逃してしまう気がする。昭和を描いた書籍や映画はちまたにあふれる。自らの昭和を考える日としたい。

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google、yahoo等の検索エンジンの順位を上位にするための技術なんですって。 なんだか難しそうですね(・ω・;)

瀬尾さんのブログ

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