群馬銀行は28日、2010年3月期を最終年度とする3年間の中期経営計画を発表した。新卒、中途採用を積極的に行い、県内や埼玉、東京への営業を強化 するほか、好調な投資信託の販売を3年間で2倍に増やす。これまでの経営計画で不良債権の処理にメドがついたため、攻めの姿勢を鮮明に打ち出す。
新卒採用は昨年4月が207人だったのに対して、今年4月は217人。来年4月も230人を計画している。中途採用では06年度は10人の実績があるが、07年度は30人以上にする計画だ。県内や埼玉、東京など成長性の高い地域への営業強化に充てる。
今後、団塊世代の大量退職が見込まれるため、それ以上採用し、3年後の人員は今年3月末に比べて130人多い3150人とする。
取扱商品では投資信託を強化する。預かり金融資産は1兆円に目標設定し、投信は06年3月期比で2倍となる5400億円程度を見込んでいる。