2007年4月23日月曜日

酸素と入社式

 あっという間に4月になってしまった...4月最初の営業日である今日、当社でも厳粛に入社式が執り行われた。当社の伝統では、新卒で入社する社員に「酸素」を記念贈呈することになっている。

 社長からの「ありがたいお話」は短めに切り上げようと思ったのだが、いつもながら長くなってしまった。

 高校生の頃、現代社会の試験で、社会問題だか民主主義について論じろというような論述問題が出たときに、「私は、その社会問題は、教科書から得た 知識だけで短い試験時間中に論じられるほど軽々しい問題だとは考えていない」というような文章を長々と、しかし真剣に書いたら、先生から、採点済答案に赤 ペンで長々とした「レス」を頂いた。今でも大変感謝しているのだが、その中に書いてあったのが、「社会に出たら、いつも準備万端、万全な状態でシュートを 打てるとは限らない。むしろ無理な姿勢のときにいきなりボールが来て、シュートを打って、ゴールに入れなければならない場面の方が多いんだ。ボールはなか なかゴールに入らないが、その繰り返しで人は成長していくんだ。」というお話。

 高校生ながら納得して、それからはとにかく今ある資源を使ってチャレンジすることも大切なのだと考えを変えた(ちなみにその1問しか無く、0点を覚悟していたのになぜか点数は「65点」だった。今思えば先生も採点に悩んだに違いない)。

 当社には正解を見つけるには、たくさん間違いをしなければいけないんだ、間違いを恐れていては、正解にはたどり着かないんだ、ということをあらわ す「Make mistakes early」という行動理念がある。一昨日まで学生だった新入社員には、いくら「Make mistakes early」と言ってもなかなか腹に落ちないだろうから、と思って、今日の入社式では上記の先生の言葉を勝手に拝借してお話した。先生ありがとう。

 贈呈する記念品である「酸素」は昔社内で流行った、スプレー缶のようなタイプのやつ。かつて、20坪のオフィスに30人以上が詰めていた頃、酸素 不足による頭痛を訴える人が続出した。そのときに、誰からともなく酸素缶を持ち込みはじめ、苦しくなるとしゅーしゅーと吸うのが流行りだしたのだ。今は、 160坪のオフィスに60人だから、当時から比べると人口密度は1/4と快適になったが、いつどこでシュートを打てと言われるかはわからないし、ここはベ ンチャー企業なので、いつ20坪に30人のオフィスに後戻りすることになるかもわからないからな、忘れるなよ、という意味合いで毎年贈呈している。

 当社は原則として毎年新卒の新入社員を採用しているが、新入社員が入ると、こちらの気も随分と引き締まる。なんとなくいい加減にしていたところ も、彼らの良いお手本にならなければいけないと思うと、いい加減にできなくなるものだ。4月といわず、そんな良い緊張感を保っていきたい。

SEOってなあに?

google、yahoo等の検索エンジンの順位を上位にするための技術なんですって。 なんだか難しそうですね(・ω・;)

瀬尾さんのブログ

文房具でビックリ!

カワイイ文房具って見ていてワクワクしますよね。 カワイイものに囲まれてお仕事がしたいです。

今週のビックリ★ドッキリ★文房具