日本生命保険が、4月に入社する職員の初任給を14年ぶりに引き上げることが31日、分かった。景気回復で新卒採用が売り手市場となっており、優秀な人 材を確保するためには引き上げが必要と判断した。ほかの金融機関などにも影響を与えそうだ。
大卒総合職の初任給は3万円増の20万5000円、一般職は大卒で2万2500円増の18万5000円、短大卒で2万5000円増の17万5000円に引き上げる。4月2日に総合職約240人、一般職約560人が入社する予定だ。
金融機関では、三井住友銀行が今年4月入行の大卒総合職の初任給を3万1000円増の20万5000円、第一生命保険も大卒総合職で7800円増の20万円に引き上げるなど、初任給を引き上げる動きが広がっている。